Not Yet ~あの映画の公開はいつですか?~

主に国内未公開&未発売の映画の話など

日本未公開の映画を観る行為

最初の記事なのに、お固いタイトルでしょうか。

昨今、特に思うところあり、でもどういう文体で書いていくかも決めかねている状態です。まぁ、ですます調でいきましょうか。

 

まずは自己紹介。

映画と音楽と猫を愛する、昭和生まれのクソBBAです。好きなジャンルは後述します。

映画は月2-3本は劇場で観ています。ひとりで観ることが多いです。

 

いろいろご縁があり、通算で15年以上外資で仕事しています。現職は日本人の役員2人の秘書と全体のアシスタント、つまりは雑務をしています。

弊社はアメリカに本社がありますが、やり取り先は主に日本法人が所属するAPAC=アジア環太平洋チームになり、日本企業でいうところの総務に関しては本社かオランダ、経理に関しては外注先の香港・大連・上海・インドとのやり取りが必要です。英語必須です。メールで大抵は済みますが、たまに電話会議、対面での会議、来日者対応、出張手配など会話も若干あり。

しかーしながら英語力が伸びないのです。

何より語彙が無い。テキトー(決して「適当」ではない)な喋り、テンプレのメールでなんとかやってます。Google先生英辞郎先生、いつも大変お世話になっております。

学習意欲はあるものの、学習につきものの「採点」には毎度心が砕けてしまうのです。一時期、英会話の無料体験荒らしみたいなこともしてました。ビジネス英語中級。それ以上にも以下にもなれない。そしてTOEICよ、お前に俺の仕事の何が分かると言うのだ。 

そこで、もう少し趣味に寄せて英語に浸かろうと思い、SNSでは主に大好きなイギリスの音楽や映画の情報を出来るだけオリジナル(「公式」ですね)から読むこと、UK PAL2が再生出来るDVDデッキを買ったので、amazon.co.ukで買い物して、英語字幕やダウンロードした脚本を参照しながら映画やドラマを観ることをしています。

思い出せば遥か昔、高校生の頃は洋楽を歌えるように歌詞カード読む、とかしていたので学習と構えずこういう方が向いてるような気がします。洋楽のお陰か発音はそこそこ良いスコアなのが、せめてもの救いかも。

それでもどうにも環境的に、反射的に米語を喋ってしまう自分がいます。英語は英吉利の言葉だYO!

 

さておき、そうして映画の情報収集をしているといろいろ気になることがあるわけで。

SNSでは既にに話題のあの映画、日本公開は?→IMDsの公開予定日にJapanが無い・・・

・を、公開決まったって!?→( ゚Д゚)ハァ?なんで半年遅れ?

SNSの公式アカウント出来た!→発信が遅い・ダサい・つまんない

・・・これはなんなんでしょう。

 

日本で海外作品が公開されるには配給会社(以降「配給」)が噛んできますが、たとえばこの配給は外資なのに、何故展開にこんなに時差が?これ本当に疑問。

弊社はIT業種なのですが、ローカライゼーションにこんなに時間を掛けるなんてありえないんだよなー。

勿論、業界特性もあるでしょう。でもその特性とやら・・・クソじゃね?

 

サラリー(ウー)マン歴長いので、会社員が思いついたことをなんでも実行出来るとは思っていませんが、これ、当たり前なんですか?

断罪するけど、インターネットというものが小さな掌の端末で操れるこの時代に、世界同時性/同期性をマネジメント出来ない時点でもうアウト。

なにより、2バイト言語のお友達、中国と韓国はそんなに公開時期遅れてない。

これってもう日本に、市場としての期待が本社に無い。つまり予算少ない、抜本的な改革計画(「ストラテジー」ってこういう時こそ使うべき?)実行力無い。無いないづくしなのはもう明白。

だったら尚更、本社本丸が大金を使って宣伝している時に公開すべきなのに。

 

ということで、膠着したように見えるローカルの業界には期待せずに、一旦離れることにしました。

面白そうなら自分で調べて、自分で取り寄せることを繰り返しています。

当然何もかも、あくまで『※個人の感想です』が、この行為の備忘録に、このブログには日本未公開の映画やドラマ、本についてネタバレ込みで感じたことを上げようかと思ってます。

なんとかして観ることをお勧めしたい、という気持ちで書くこともあるかと。

ただ、ワタシは映画は水物と思っていて、観る人のその時の気分や環境が全てだから、よくある

「お勧め、なんかある?」という質問は一種の罠に感じています。

(この人は単なる暇つぶしをしたい?)

(簡易カウンセリング的に、薬を出すように、気分に合わせて効果のある作品を選ぶことを要求されている?)

この質問の「用途」が分からない限り、いつも返事はうやむやにしています。

「一番好きな映画」という質問も然り。

(映画ファンとして試されているのか俺・・・?)と思います。

さっと答えたいall time top oneな一本があるけれど、相手が知らない映画を上げて通ぶるのは嫌。マニア同士のマウント合戦みたいなのも大嫌い。

なので、「観た方が良い」という書き方には出来るだけしないつもりです。

すべて『ご興味があれば』でしょうか。星☆もつけません。

鑑賞してどう感じたか、何を知ったかを記録します。

 

取り寄せの費用については、似たようなことをしてみたい誰の参考になればと思っていますので、出来るだけ記録する所存です。

 

一応の自分の主義としては、作品への敬意や仁義として、もし日本で公開されたら大抵は劇場に観に行っています。映画館で観るって特別な行為だし、字幕を確認したいし。

例外もあるのですが、それもまた追って。